ぴぎすけの過払い請求日記 2014

2014年、額面400万円超の借金から自力で金融業者に過払い請求をする経過を日記にしました。

裁判を終えて

まだ入金はされていないけど、取引履歴の依頼から裁判の和解まで4ヶ月とちょっと、長かったような短かったような…

ここまで自分でやってみた雑感を書いてみよう。

 

◎裁判に関して
自分の審理や他の事件の審理を傍聴して感じたのは、複雑な争点がない限りはコレで20%の手数料を払うのは勿体無いと言う事。非弁行為になるから実際は出来ないけど、自分も20%の手数料が貰えるなら喜んでやるかも。

名古屋消費者信用問題研究会を始め、ネット上の先人の経験、知恵にはとてもお世話になりました。

過去の判例などから、不当利得返還請求に関して負けることは殆ど無いと思います。
従って、複雑な争点がない限り、自分で提訴するメリットは十分あると思います。
もしかすると、訴状、その他もネット上にあるテンプレートをコピペするだけで全て終わるかもしれません。
期日前の訴外和解もあるでしょうが、あくまで提訴するわけですから、実際に法廷で審理に臨めるだけの自助努力は必要だと思います。
(手前味噌になりますが、自分もかなり勉強しました。)

自分のように分断や遅延が無く、争点が悪意のみの場合でも、最低限、自分で取引履歴を取り寄せて引き直し計算を出来ない(やろうと思わない)人は専門家に報酬を払って丸投げしたほうが良いと思います。

アコムの状況
自分の経験とアコム代理人の弁護士からの情報なので、全てを鵜呑みには出来ませんが…

・現在、過払いの返還請求件数は減少傾向。
・高額の返還請求は数が少ないので、少しでも減額するように抵抗する。
・やはり判決は嫌うらしい。代理人が受任した案件では95%以上は和解で終結。
・ただし、和解にしても支払い期日を延ばしたいのか、裁判の進行はのらりくらりとやってくる。
たまたま見つけたこのサイトでの<アコム進行状況>をみると、裁判の場合、和解まで平均4~5回、9回なんていうのもありますね。
http://www.kabaraitokka-itolawoffice.jp/%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%A0/%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%A0%E9%80%B2%E8%A1%8C%E7%8A%B6%E6%B3%81/

・自分の期日に行われる他の審理の状況を見ていると、対アコムに関しては第1回口頭弁論が行われないケースが非常に多かった(=期日前和解となっている)ので、ぎりぎり地裁案件となるくらいの金額が一番スムーズに解決出来るのかなと思われる。
※訴額140万円以下の簡裁案件は社員が代理人として出廷できるが、140万円以上の地裁案件は弁護士以外は代理人になれないので、アコムとしても弁護士費用と支払金額を天秤に掛けて対応してくると思われる。

もしかしたら内部的には訴額幾らまではこう、幾らからはこう、みたいなマニュアルがあるかもしれない。